2015年入社。書籍販売部に配属され、文庫・文芸書・写真集などを担当。新刊・重版部数や価格の決定、書店への営業を学んだのち、AIを利用した校正・校閲システムを研究する「AIラボ」の新設メンバーとして異動。部署の解散を経て、2021年から現部署で電子書籍の制作・宣伝・ストア営業および売上分析を担当しています。
学生時代は塾講師のアルバイトとマンガ研究系サークルでの同人活動に励みながら、有機化学の基礎研究をしていました。趣味は釣り・日本酒・ミュージカル鑑賞です。
社員紹介
F.T.デジタルコミック第1課
2015年入社。書籍販売部に配属され、文庫・文芸書・写真集などを担当。新刊・重版部数や価格の決定、書店への営業を学んだのち、AIを利用した校正・校閲システムを研究する「AIラボ」の新設メンバーとして異動。部署の解散を経て、2021年から現部署で電子書籍の制作・宣伝・ストア営業および売上分析を担当しています。
学生時代は塾講師のアルバイトとマンガ研究系サークルでの同人活動に励みながら、有機化学の基礎研究をしていました。趣味は釣り・日本酒・ミュージカル鑑賞です。
デジタル販売部は、「電子書籍のことなら何でもやる」部署で、おもな業務は以下の3つに分けられます。
①制作……マンガを電子配信するためのデータ手配・スケジュール管理。
②宣伝……各種プロモーション、SNS広告などの企画。
③販売……電子ストアに向けて、「○巻無料」「一気読み」といった施策の提案や、バナー展開などの露出の交渉。
連載中、完結済みを問わず電子書籍化されているすべての作品に関わり、個人の広い裁量で様々な企画に挑戦できるところが部の魅力です。
私自身は少女・女性マンガ担当かつ、一部の電子ストア担当としてこれらの業務に携わりながら、統括として各ストアからいただくデータをもとにした売上分析を行なったり、社内の別プロジェクトでIPの活用促進・システム開発などに関わったりもしています。
2023年末に「年末年始 集英社マンガ祭」と題し、集英社の電子コミックスを購入してくださった方のなかから抽選で賞品(星野リゾート宿泊券やグラビアカレンダー、アクリルボードなど)をプレゼントするというキャンペーンを実施しました。
じつは、これらの賞品はデジタル販売部の現場スタッフが考えて、それぞれの発案者が発注から作成まですべてを取り仕切ったものです。
私の案は「東村アキコ先生 ディナー&トークショー」ご招待。マンガ家の東村先生はトークショーも慣れていらっしゃるし、男性も女性も楽しんでいただけるだろう……という思いからの発案でした。
先生にもご快諾をいただき、「ココハナ」で連載中の着物マンガ『銀太郎さんお頼み申す』の販促にも繋がるよう、先生がお持ちの着物や帯を展示する和風のイベントとすることに決めました。そこから、会場の選定、広告代理店との打合せ、トーク内容やお土産の調整、参加者へのご案内……とこなしているうちに、いつの間にか開催日は目前。
直前に展示内容変更があったり、先生からお預かりした一点ものの帯の取り扱いにビクビクしたりしながら迎えたイベント当日。雨模様の陰鬱な天気を吹き飛ばすかのような先生の快活トークに、会場は笑いが絶えませんでした。帰り際に「素敵なイベントをありがとうございました」とおっしゃってくださった方もいて、実施してよかった、としみじみ思える一日となりました。
在宅でメールチェックや資料作成をしてから出社。
担当電子ストアとリモート定例会。売上報告やストア独自の施策の相談のほか、他社作品で売れているものは何か、どのような売り方をしたか、などの情報収集。
デスクワーク。電子書籍制作チームからの問合せ対応や、電子ストアからいただいた無料キャンペーンの依頼確認などの事務作業。
昼食。混雑を避けるために、いつもお昼時から少しずらして食べます。この日は「雲林坊 九段店」で担々麺を。
システム保守や売上分析をお願いしている会社との定例会。電子ストアからいただいているデータをもとに、無料キャンペーン実施時の効果をどのように評価すればよいかを議論。
データを可視化して、傾向の分析。
ふらりと編集部に行って雑談。最近面白かったマンガの話をしたり、電子書籍業界の動向を聞かれたり。編集者から「この作品をもっと売りたいんだよね」と呼び止められて、プチ打合せになることも。
担当編集部に向けた、電子書籍のリモート売上報告会。売れた作品で行なった施策の説明や、今後の企画の連絡などを毎月実施しています。電子書籍は「重版」というわかりやすい売上良好シグナルがなく、扱う作品数も非常に多いので、編集部との細かい情報共有が欠かせません。
「年末年始 集英社マンガ祭」賞品打合せ。どうすれば読者に喜んでもらえるか、どうすれば申し込みたいと思ってくれるかを意識しながら臨みます。
蓄積された売上データをもとに、分析資料を作成。この日のテーマは「『待てば無料』を実施しているときは、どういう売れ方をしているのか?」。
帰宅。幹事をしている集英社フィッシング部の案内メールを送る。
集英社では部活動も盛んです! テニス部も掛け持ちしています。
就活中、自信を失いそうになることも多いかと思います。でも、出版社に興味を持ち、このページをご覧になっている皆さんには、過去に大きく心を動かされた作品や体験があるのではないでしょうか。そして、その魅力は信じられるのではないでしょうか。 集英社には、誰かの「好き」を否定する人は絶対にいません。恐れずに、自分の好きなものの魅力をどうやったら相手に伝えられるのか、集英社の社員相手に実践してみてください!
※2024年9月に取材した内容です。