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社員紹介

資材部

M.K.

2004年入社。書籍販売部に配属となり、児童書から単行本、写真集、文庫、新書などあらゆるジャンルを担当しました。担当作品すべてに思い出がいっぱいです。2016年、現部署に異動。心機一転! 用紙の知識は皆無だったため、イチから勉強。紙と向き合う日々。紙の世界は奥深いです!

小さいころは本屋さんがない町で育ったので、「ジャンプ」を近くの商店で買うのが楽しみでした! 学生時代、自宅では映画DVD、通学中は読書、休日は映画館……と、田舎の数少ないエンタメを求める毎日でした。いまは料理の腕を上げたくて、とくに炒飯を極めたいと日々精進しています。

インタビュー

私の仕事紹介

『用紙がなければ、すべての出版物は出版できない。』

資材部はこの言葉のために存在している部署です。①作品に適した用紙を提案する。②適切な価格で仕入れる。③発売日に発売するために用紙を印刷所に納入する。大きく分けて、この3つの仕事に日々奮闘しています。

とくに③の仕事は、責任重大です。集英社から発行される本すべての用紙を資材部が手配しています。作家→編集→制作→印刷所と渡されてきた原稿は、もし用紙がなければ、本という形にはなりません。楽しみにしてくれている読者に届かないことは、決してあってはいけません! そのために紙パルプ専門商社と日々情報交換を行ない、想定されるアクシデントに対してリスクヘッジをし、ときには製紙メーカーとも直接交渉をしています。

「キングダム 完全版 1」の書影

胸が高鳴る仕事!

『キングダム完全版』

コミックス1億部突破記念として、コミックス40巻までの内容を20冊に再編集し、2024年3月より毎月2冊ずつ刊行する特別企画です。この企画に携われることは非常に光栄であり、同時にとても身が引き締まる思いでした。失敗はできません。

資材担当としてクリアしないといけない課題は大きく2つでした。①本文用紙は、カラー再現ができ、読みやすく、大量調達可能であること。②カバー表紙用紙は、加工がしやく質感や風合いがある黒色の紙であること。

本に使える用紙はたくさんあります。しかし、条件を満たす用紙はなかなか見つかりません。事前にデザイナーの成見紀子さんからのご希望もお伺いしながら探した結果、やっと適した用紙を見つけることができました。デザイン打合せにも出席し、成見さんにもご納得いただきました。採用が決まったときはうれしかったですね。

そして何より胸が高鳴ったのは、出来上がった本をご覧になった著者の原先生がとても気に入ってくださったと、担当編集から聞いたときでした。

また、巻末に担当者全員の名前を入れてもらえたのですが、歴史に残る名作に自分の名前が載ったことは、感動でした。子どもたちに自慢できました!(笑)

スケジュール

9:45

出社後すぐに、前日までにメモしたスケジュールとToDoリストを確認しつつメールチェック。紙に関する問い合わせは一日中入ってきます!

10:30

資材部会議。情報共有や問題解決、今後の方針など議題は多岐にわたります。

12:30

本日のランチは入社時から足繫く通う「キッチン南海」へ。

キッチン南海のチキンカツしょうが焼きライスの写真

カツカレーの名店ですが、私は「チキンカツしょうが焼きライス」派! やっぱり美味しい~。

13:30

担当の新刊用紙注文書を作成。各担当者から申請された注文書を確認し、確定。

15:00

新刊の校正用紙をチェック。

「神田伯山対談集 訊く!」の校正用紙と紙の見本帳・紙厚測定器・電卓の写真

実際に使用する紙に印刷された校正を念入りにチェック。紙の見本帳・紙厚測定器・電卓は必需品です。

15:30

新企画の会議に出席。説明を聞きながら適した用紙は何だろうかと考えます。

16:30

編集部から新刊の資材一覧が届いたので、在庫確保を各取引先にお願いをする。

17:00

重版用紙注文書の作成。確定作業の続き。すべての出版物をチェックします。

21:00

今日は取引先との会合がなかったので、帰宅。妻と子どもたちから今日の様子を聞きながら、夕食・晩酌。虎の結果に一喜一憂し、酔いが回ったのか睡魔に襲われて、24時過ぎ就寝。

メッセージ

就活生へのメッセージ

就職活動中は、毎日が不安で心配でマイナスのことばかり考えてしまうかもしれません。もしかして周りの人たちの方が大きく見えるかもしれません。私もそうでした。だけど、大丈夫です。自信を持ってください。自分を大きく見せる必要はありません。ありのままの自分で話してください。あなたの「好き」をいっぱい話してください。それが、あなたが一番輝いているときです。私たちはそんな皆さんにお会いできるのを、楽しみにしています。

※2024年9月に取材した内容です。