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あれが好き、これも面白い。

つなげてつくる、 マンガ編集の仕事

『アオのハコ』『株式会社マジルミエ』『あかね噺』 数々のヒット作の誕生に関わった担当編集に聞く

「週刊少年ジャンプ」編集主任

村越 周

村越 周の写真

2011年入社。以来「週刊少年ジャンプ」で編集を務める。『ぬらりひょんの孫』(椎橋寛)、『暗殺教室』(松井優征)をはじめとした人気作を担当した後、『とんかつDJアゲ太郎』(イーピャオ×小山ゆうじろう)、『ウィッチウォッチ』(篠原健太)、『アオのハコ』(三浦糀)、『株式会社マジルミエ』(岩田雪花×青木裕)、『あかね噺』(末永裕樹×馬上鷹将)、『超巡!超条先輩』(沼駿)などの立ち上げにかかわる。また、『BLEACH』完結後の作品展開も担当。現在の連載担当作は『ひまてん!』(小野玄暉)。

『アオのハコ』『株式会社マジルミエ』
『あかね噺』人気作の立ち上げ

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村越さんはメディア化された作品を多数担当されています。2024年10月からアニメ放送が始まった『アオのハコ』の連載開始時のことを教えてください。

『アオのハコ』作者である三浦先生は、「週刊少年ジャンプ」が主催する「ガリョキンpro」※1 での受賞をきっかけに僕が担当につかせていただきました。当時、先生はすでに他誌で連載経験があったのですが、ちょっと行き詰まりを感じていた時期で、いちど作画で頑張ってみたいと「ガリョキンpro」に応募されたのだそうです。

何度かお会いして打合せするなかで、過去の未発表ネーム(下書き)や趣味で描いたネームを見せていただいたら、画力だけではなく、ストーリーを描くたしかな地力をお持ちだと感じたんですよね。見せ場に向かって畳みかけていくような構成力だったり、キャラクターの感情の繊細な演出だったり……。そうした部分に新しさと魅力があるし、すごくよかったです、とお伝えしたんです。そこからだんだん本来の力を発揮されるようになり、その流れで読切を増刊に描いていただいたところ、ちゃんと結果が出た。その後、ジャンプ本誌に載ったつぎの読切が、そのまま『アオのハコ』の連載のプロトタイプになりました。

※1「ガリョキンpro」は課題のネームをマンガ原稿に仕上げて応募する、画力特化のマンガ賞。設定テーマに沿ってマンガのネームを作成する「ストキンpro」とともに不定期に開催されている。『アオのハコ』の三浦糀先生は第4回「ガリョキンPro」、『あかね噺』原作の末永裕樹先生は第3回「ストキンPro」の出身。

「スポーツ強豪校が舞台の恋愛ストーリー」という設定を固める際には、三浦先生とどんな相談をしたのでしょうか。

最初に「年上のヒロインってアリだと思います?」と相談されたので「全然アリでしょう」というやりとりをしました。あとは、「お色気っていりますか?」「いりません」とか(笑)。最初に主人公が運動部、ヒロインがそれを応援するといったアイデアも出ましたが、「応援する側・される側でなく、頑張っている者同士を描きたい」という先生の意志で、主人公とヒロインの両方を運動部の部員として読切をつくっていきました。2人が同居する設定は、学年も部活も異なるなかで、2人の接点を増やしたほうが話の展開が早くなるという作劇上の理由から、生まれたものでした。先生も「それなら描けそうです」とおっしゃって、スムーズに決まりました。

末永裕樹先生、馬上鷹将先生のコンビが描く『あかね噺』の立ち上げはどういった流れだったのでしょう。

原作の末永先生は「ストキンpro」での受賞を機に担当につかせていただきました。一方作画の馬上先生は僕が入社2年目のころに持ち込みで出会ってから10年以上お付き合いがある作家さんです。コンビを組んでいただいたきっかけは、末永先生からお笑いを題材にした読切ネームをいただいたときに、人物のコミカルな表情や、リアルな描き込みで味や空気感を出すのが上手な馬上先生の作画が合うんじゃないかと考えて、試しに作画をお願いしたことでした。その作品は本誌に掲載されて評判もよかったので、さっそく同じ題材で連載ネームをつくろうということになったのですが、週刊連載のペースに合わせてネタの内容を考えて、面白く見せるというのはかなりハードルが高く、お笑いでやるのは難しいという結論になったんです。そこで末永先生から「落語ならどうですか?」と提案をいただいて。確かに古典落語なら、面白さが保証されたネタがたくさんあるんですよね。それでも超えなきゃいけないハードルはたくさんあると議論を重ねたのですが、何より末永先生が描いてきた第1話の原型となるネームが面白かった。そこから連載に向けたネームをつくってもらい、それがみごとに馬上先生の表現力ともハマって連載会議を通ったかたちです。

原作・作画の2人に加えて、監修を落語家の林家けい木さんが担当されています。こちらはどういった流れで加わっていただいたんですか?

作者のお2人も僕も、全員が落語初心者だったので、連載が決まる前後から「自分たちの知識だけでやるのは絶対に無理だから、落語監修を入れたい」とお話していたんですよね。そのとき「ONE PIECE MAGAZINE」というムックでけい木さんがコラムを書かれていることを社内のほかのスタッフから聞いて。コラムを読んだところ、マンガがお好きそうでしたし、年齢も僕らに近そうだったので紹介してもらいました。実際にお会いしたらいろいろなエンタメにも詳しくとても頼りになるすばらしい方でした。

その後は4人でチームのように動くようになって、けい木さんには毎話のネームチェックに加えて定期的に行なっているブレストにも参加いただいています。そこでは今後の展開を伝えつつ、けい木さんに「落語界あるある」的なお話を伺ったり、馬上先生に絵の演出のアイデアを出してもらったりして、それを末永先生がストーリーとしてまとめる、みたいなやりとりをしています。

業界ものマンガって、作家や編集者が描こうとするテーマに関して詳しいと、内容がマニアックになりすぎて、読者がピンとこないこともままあります。もちろん、知識があるのはいいことですが、まずはそのジャンルのプロの技を素人目で見たときに、すごいと感じる部分を素直に描くことがとても大事だと思います。そういった意味で、作家さんが未知の題材を手掛ける際は、専門家との出会いが大きな助けになるのかなと思います。少しおこがましいですが、編集者はそうした頼れる人と作品や作家さんをつなぐハブのような役割も持っていて、僕はそういった仕事が好きなのかもしれません。

岩田雪花先生が原作、青木裕先生が作画を担当する『株式会社マジルミエ』も企業取材などをしているのでしょうか。

「ジャンプ+」には、「週刊少年ジャンプ」の編集者も企画を出すことができるのですが、主人公が女性の就活生ということで、より読者層が近い「ジャンプ+」での連載を選んだのがこの作品でした。

魔法少女が会社で働く『株式会社マジルミエ』は「お仕事もの」要素が強い作品です。原作の岩田先生は社会人経験をお持ちでしたし、僕も社会人として共有できる体験がありましたから、とくに取材をしなくても会社の仕組みやサラリーマンあるある的な部分はネタ出しをすることができました。魔法少女業界というものが実際にあれば取材していたかもしれません(笑)。

岩田先生が描かれたネームは、「お仕事もの」ではありますが、コミカルなシーンが魅力だったので、作画家を探すときには、説得力のある画面と、お堅くなりすぎないかわいい絵柄の両方を備えた方がいいと考えていました。岩田先生と青木先生は両方とも本格的な連載は初めての作家さんですが、素晴らしいマッチングができたと感じています。

『暗殺教室』を担当して学んだ、
人と人をつなぐ仕事術

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ハブ的な役割をこなすスキルをどうやって身につけたのでしょう。

少年ジャンプ編集部に配属されて最初に担当にしたのは、椎橋寛先生の『ぬらりひょんの孫』でした。マンガについて何も知らないまま担当について、打合せの仕方に始まっていろいろ学ばせていただいたので、椎橋先生にはものすごく感謝しています。入社2年目の夏からは松井優征先生の担当につかせていただき、『暗殺教室』を、第1話から最終話まで担当しました。連載会議を通すところまでは前任の先輩が担当していて、僕は連載決定と同時に担当を引き継いだのですが、『暗殺教室』関連本の編集や実写・アニメ化などのメディアミックスなど、マンガ編集だけにとどまらない幅広い仕事にまるっと触れられたことが大きかったですね。

松井先生はとてもロジカルに作品をつくり上げていくことで知られています。どのようなことが印象に残っていますか?

松井先生は基本的にはおひとりでも素晴らしい作品を描かれる作家さんですが、他の人に頼ってよりよくなる部分があるなら、協力してもらうことをためらわないんですよね。たとえば『暗殺教室』の14巻では、実際のテスト問題を扱った回がありましたが、松井先生から問題をつくってほしいと言われて(笑)。当然自分ではできないので、テスト問題の作成は学習塾の方の協力を仰ぎました。前後の展開を学習塾の方にお伝えして、その展開に合う具体的な問題をいくつか出していただき、天才タイプ、秀才タイプのそれぞれのキャラクターに合う解法を、松井先生がバトル描写に変換してマンガに落とし込んでいきました。ほかにも『殺たん』という英単語帳を刊行したり、SCRAPさんとコラボしてコミックスに謎解きページを仕込んだりするなかで、外部の方とマンガ家さんのどちらの言語も理解できる通訳のような立ち位置を担うことが多く、この経験が『あかね噺』などでも活かせていると思います。

そのほかに松井先生とのやりとりで印象深かったのは、「村越さんのような若い人の方が読者に感覚が近いから、学生時代に気持ちよかったことやうれしかったことをどんどん話してください」と言われたこと。「村越さんの感覚はミーハー寄りなところがしっかり残っていて、そこが参考になります」とか(笑)。最初からプロの編集者ぶってそれらしいことをいうよりも、まずは感覚的でいいから素直に感じたことをお伝えして、ぶつかっていく方が役に立つこともあるんだと教えていただきました。そうした打合せから得られた経験は、知識や理屈として蓄えられて、他の新人作家さんとの打合せにも活きてきます。「ジャンプ」の若手編集者は、作家さんに鍛えていただくんですよね。

「週刊少年ジャンプ」
新人編集者の仕事とは?

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「週刊少年ジャンプ」に配属された新入社員は、最初にどんな仕事を体験するのでしょうか。

マンガ編集以外の記事、例えば次号予告やプレゼントページを担当するとか、最初はとても地道です。ただ、それらのページは新人が雑誌づくりの基礎を学ぶ機会でもあります。作品や作家さんと直接関わらないからこそ失敗もできる。よりよいレイアウトやキャッチコピーってどんなものだろうと考え、読み手の目線を考えながらトライアンドエラーを繰り返せる場所って、「ジャンプ」の誌面の中では実は貴重なんですよね。マンガ編集のイメージとは異なる業務かもしれませんが、やっぱり自分で記事をつくってページを埋める経験をせずにマンガを担当して、作家さんと向き合おうとしても、そううまくはいきません。加えてカメラマンさんにどんな写真が欲しいか意図を伝えながら依頼したり、他のメディアの方と情報をやりとりしたり、編集部の外の方と一緒に仕事をする経験を通して、社会人として成長できると思います。

マンガ賞の運営や関連ページづくりも新人編集者の役割と聞きました。

月例賞から半年に一度の手塚賞・赤塚賞のような大きな賞まで、マンガ賞関連のページは新人が担当しています。マンガ賞のページは、作品のいいところ・悪いところを理屈で説明する必要があり、それまで一読者だった新人編集者が、面白さを言語化するきっかけになるんです。編集者って本当に「言語化命!」みたいなところがあって、新人であってもつたないながらに作品の魅力を自分の言葉にすることが大切です。言語化したことが多少ズレていたとしても、チェックした上司から指摘を受けたときに対話が生まれて、考えたこともなかった視点が得られたりします。マンガ賞のページを担当することが、新人編集者の教育になっているんですよね。また、賞の仕切りをしたスタッフは、そこで発見した新人作家さんの担当として、優先的に手を挙げられるというルールもあって、これも若手の編集者にとって大きなチャンスになっています。

JUMP新世界漫画賞 第87回6月期の誌面写真

担当作品の引き継ぎなどは、具体的にどういった流れでするのでしょう。

「週刊少年ジャンプ」では、編集者がひとりで担当できる連載作品は2つまでというルールがあるので、2作品を担当している編集者が何か新しい作品を立ち上げたときは自動的に1作品をほかの編集部員に引き継ぐ必要があるんです。最近では沼駿先生の『超巡!超条先輩』を僕が立ち上げまで担当して、そこから新入社員に引き継ぎました。

最初のコミックス1巻分は僕と先生との打合せに同席してやり方を見てもらい、その後は後任者がメインで先生とやりとりしてもらうのを僕が横から補足する形で数話やってもらって。以降は、僕は打合せから外れて引き継ぎ完了という流れでした。もちろん、アドバイスを求められたら答えますし、段階を踏んでフォローはしますが、基本的には新入社員であってもひとりで責任をもって作品を担当してもらっています。年次が上の者が作品や作家を抱え込むのではなく、力のある作家さんを若手に引き継ぎ、そこで得た経験を新人作家さんに還元してもらうことで、編集部が循環していくんです。

「ジャンプ」には自分のやり方次第で 成長できる場所がたくさんある

現在の村越さんは若手編集者を指導する立場ですが、どのようなお話をしているのでしょうか。

よく言っているのは「わからなくてもいいけれど、わかったふりはしないこと」と、「自分で最大限、丁寧に準備をしたうえでやろう」ということでしょうか。そのうえで若手編集者が担当するマンガに関しては基本的にああしろ、こうしろとは言いません。やりたいことをやった方がいいし、それで成果が出ればそれは君の成功体験だよと伝えるようにしています。一方で、「言わないことが優しさではない」ということも強く感じています。打合せの基本や、作家さんや他社さんに接するうえでのルールや礼儀は当然あるので、本人に任せる部分と、教える部分はある程度切り分けつつ、自分が教えてもらってよかったと思っていることはきちっと教えてあげたいなと。思い返せば自分が若い頃も先輩方から親身に言っていただいたので、そこは指導する立場として、サボらず伝えなければならないと思います。

「週刊少年ジャンプ」をひとつの職場としてみたときに、いちばん魅力を感じる部分はどこでしょう。

読者アンケートの結果を重視するシステムをはじめ、ジャンプ編集部ってルールがとても明確で平等なんです。これまで仕事をしてきて、悔しい思いをしたことや大変だったことはもちろんありますが、組織的なストレスは感じたことがないと言い切れるくらいです。

担当するマンガで結果が出なければ自分のせい。代わりに、新人作家をどう集めるかに関しては編集部の全員が平等です。作家さんの持ち込みで、予約の電話を取った人が優先的に担当になれるルールもそうですし、ほかにも自分で思いついたやり方で、自由に作家さんにアプローチできます。全国のマンガ学科のある学校にアポを取って行ってみるとか、作家さんからの持ち込み会を自分たちで企画して実施してみるとか、それ以外の新しいシステムを発見したら、若手の編集者でも伸びしろのある新人作家さんを一気に集められるかもしれない。そういうチャンスが全員にあるのはすごくいいところです。唯一、上から差配されるのは、異動で編集部を離れる人間が担当していた作家さんの引き継ぎくらいですね。

そんな編集部にとって、こういう人に来てほしいといった希望はありますか。

面白いことが好きというのは前提として、真摯で素直な人でしょうか。作家さんと真摯に向き合える、自分に足りない部分に向き合って素直に伸ばしていける、失敗したとき素直に認められるとか、そういった普遍的なことかなと思います。新しい、面白いと思う企画を、他の人に否定されるかもしれないからやめようなんて考えずに、素直に提案するとか。

作家さんって鋭い方が多いので付け焼刃のような言葉は全部見抜かれてしまいます。自分を大きく見せようとせずに、考えていることを自分の言葉で伝えることが大事です。

あとは失敗したり、恥をかいたりしても前を向いて頑張れることですね。仕事自体はやっていけばできるようになるし、わからないことは勉強すればいいことですから、少しでもエンタメに興味があって、頑張れる人はぜひ集英社も選択肢のひとつに入れていただけるとうれしいです。

週刊誌は激務のイメージもありますが……?

「忙しいでしょう? 寝られないでしょう?」とはよく言われますね。でも僕はそう感じることはほとんどないですし、毎日しっかり寝てます(笑)。編集者は個人商店的な側面があるので、組織のなかで、絶対この時間に、この場所にいなければいけないということが意外と少ない。自分の抱える作業を早くやればそれだけ時間はできますし、打合せも真剣ではありますが半分ぐらいは楽しいと感じています。また、毎日が変化に富んでいて、仕事に飽きが来ないのも週刊誌のいいところです。1週間に会う人だけでも、編集部の人間や担当作家さんだけでなく、アニメや映画のプロデューサーや監督などのスタッフ、声優さん、グッズ制作会社の担当者、印刷会社の方、そのとき担当している作品の取材対象の方々など多岐にわたります。こんなにたくさんのいろいろな人と会って話をできる職業って、そう多くないと思います。新人のうちからメガヒット作品に関われる可能性もあり、本当に「ジャンプ」って自分のやり方次第で成長できる場所がたくさんある雑誌なんですよね。

最後に、今回の採用ホームページのテーマが「胸の高鳴りに、懸けてみる。」なのですが、村越さんが仕事のなかで胸の高鳴りを覚えるのは、どういったときでしょうか。

新人の頃から変わらないのですが、読者アンケートで担当作品の結果がよかったときですね。とくに、新連載の作品を送り出し、軌道に乗るかどうかという時期に結果を出せたときは、一番テンションが上がる気がします。自分が最初に持ち込みや投稿で出会った若い作家さんの作品が、世間にバッと評価されるとか、自分が関わった新しい才能が最初に発見される瞬間に立ち会うときは、やっぱり胸が高鳴ります。

番外編

「WEEKLY週ちゃん」を
担当している理由は……?

基本的に記事ページは新人編集の担当となっていますが、村越さんは巻末のコラムページ「巻末解放区! WEEKLY週ちゃん」を5年にわたって担当していますね。

巻末の読者ページは「ジャンプ」で昔から続いていたんですが、あるタイミングでいったんなくなって、空白の期間ができていたんです。僕はマンガ編集者であると同時に雑誌の編集者でもありますし、雑誌があっての自分だとも思っています。雑誌編集者の視点から見ると読者コーナーというコミュニティがあった方が、読者も作家さんも「ジャンプ」という雑誌をもっと愛せるだろうと。

巻末解放区! WEEKLY週ちゃんの誌面写真

ちょうど『とんかつDJアゲ太郎』原案のイーピャオ先生からライターとして本格的に活動を始めたいと相談を受けていて、「じゃあせっかくだから一緒に『アゲ太郎』のチームで何かやろう」ということで、作画を担当していた小山ゆうじろう先生も巻き込んで企画を立ち上げました。こういった記事ページにはマンガの編集とは違った自由度の高さがあります。日常でちょっと面白いな、カッコいいなと思ったものを仕事にできる「自分の枠」があると、日々遊んでいるときにも面白いことを探す意識につながって、それが意外とマンガの打合せにも活きることがあります。僕は「WEEKLY週ちゃん」で音楽関係の企画を出していることが多いんですが、世界的なベーシストのサンダーキャットさんにインタビューできた ときは本当にやっていてよかったと思いました(笑)。

関連部署相関図

週刊少年ジャンプと他の8つの部門との関係性を示す組織相関図。コンテンツ事業部:原画の貸出・原作者監修 ライツ事業部:原作者との仲介、作品のクオリティコントロール、商品の監修など メディアビジネス部:原作者との仲介 資材部:紙に関する相談・手配 宣伝部:宣伝企画の監修・イベントへの登壇など デジタル販売部:キャンペーンの監修・原作者との仲介 コミック販売部:部数情報の共有・サイン会の共催 制作部:原稿計算依頼・進行・品質管理など
週刊少年ジャンプと他の8つの部門との関係性を示す組織相関図。コンテンツ事業部:原画の貸出・原作者監修 ライツ事業部:原作者との仲介、作品のクオリティコントロール、商品の監修など メディアビジネス部:原作者との仲介 資材部:紙に関する相談・手配 宣伝部:宣伝企画の監修・イベントへの登壇など デジタル販売部:キャンペーンの監修・原作者との仲介 コミック販売部:部数情報の共有・サイン会の共催 制作部:原稿計算依頼・進行・品質管理など