書誌情報
集英社オレンジ文庫
十番様の縁結び 2神在花嫁綺譚
著者
あらすじ・概要
「迎えに来ました───僕と結婚してくださいますか?」
終也と真緒、ふたりの結婚から一年が過ぎようとしていた───。
はるか昔───国生みの時に生まれた神々を始祖とし、未だ所有する一族を、この国では「神在(かみあり)」と呼ぶ。
【神迎(かみむかえ)】のため帝都に向かう終也と共に、真緒は初めての遠出をすることになった。帝都行の鉄道の中、真緒はひどく懐かしいような不思議な夢を見て───!?
「お前の目は特別だから、きっと冬の天の川も見えるだろう」
「ともに還ろう、───」
隻眼の青年との出会いから明かされる真緒、出生の真実とは……!
それでも旦那様の隣に……和風花嫁ファンタジー、待望の第二巻!
登場人物紹介
十織終也(とおりしゅうや)
縁を結び縁を切る神=十番様を有する「神在」の一族、十織家の若き当主。幽閉されていた真緒を見初め、救い出し妻とした。
十織真緒(とおりまお)
街一番の機織り上手。まっすぐに終也を想い、一途に十織家の機織りであろうとする。