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書誌情報

集英社オレンジ文庫

冥府の花嫁地獄の沙汰も嫁次第

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著者

著者:高山 ちあき装画:

あらすじ・概要

「どうしてわたしが閻魔王の花嫁候補に…!?」
閻魔王を頂点に、地獄の判官である十王たちが支配する冥途十州。
住人は、最も数の多い鬼族、上層階級のほとんどを占める天人族、角や霊力を持たずに差別されるツノナシや獣人で構成されている。
だが、ツノナシの翠は、壊れたものを元に戻す不思議な力——廻帰の力を持っていた。翠はある日、奉公先の鬼から折檻されていたところを、冥都から来た閻魔庁の冥官・天鴦に助けられる。
半年前から音信不通になっている閻魔庁勤務の双子の弟・瑞月を捜すため、冥都に戻る天鴦に同行を願い出るも断られ、代わりに『閻魔庁入庁許可証』を渡される。
いざ、閻魔庁に向かった翠だったが、なんとそれが閻魔王の花嫁候補に渡される特別な札であったことが判明し——!?