書誌情報
集英社オレンジ文庫
冥府の花嫁 地獄の沙汰も嫁次第
著者
あらすじ・概要
閻魔王を頂点に、地獄の判官である十王たちが支配する冥途十州は、最も数の多い鬼族、上層階級のほとんどを占める天人族、角や霊力を持たずに差別されるツノナシや獣人で構成されている。壊れたものを元に戻す不思議な力を持つツノナシの翠はある日、奉公先の鬼から折檻を受けていたところを、冥都から来た閻魔庁の冥官・天鴦に助けられる。半年前から音信不通になっている閻魔庁勤務の双子の弟・瑞月に会うため、冥都に戻る天鴦に同行を願い出ると、彼は断る代わりに「閻魔庁入庁許可証」をくれた。いざ、閻魔庁に向かった翠だったが、なんとそれが閻魔王の花嫁候補に渡される特別な札だったことが判明し!?
序章
第一章 閻魔庁へ
第二章 結家という氏
第三章 亡者の脱獄
第四章 廻帰の血脈
第五章 無間地獄への罠
第六章 十王会議の夜
終章