書誌情報
集英社オレンジ文庫
銀の海 金の大地 2
著者
あらすじ・概要
「好きな人のためなら死ぬわーー」
「おねがいだから、あたしたちをそっとしておいて!」
真秀の願いむなしく、運命の輪は残酷にも回りはじめてーー
氷室冴子が全身全霊をこめて綴った、伝説の古代転生ファンタジー、怒濤の第2巻!
初潮を迎えた真秀は「月の忌屋」に籠められた。十日後、ようやく外界へ戻った真秀は、真若王や息長の男たちの邪な視線に晒されることになる。絶対絶命の真秀の危機を救おうとする真澄に、おそるべき霊力が目覚めーー。必死に逃れようとする真秀の前に現れたのは、ずっと焦がれていた同族「佐保」の若き王子・佐保彦だった。しかし佐保彦は真秀が御影の子と知るや「滅びの子」と罵り鞭打って‥‥次々と襲う、苛酷すぎる運命に真秀はどう立ち向かうのかーー? 氷室冴子が全身全霊をこめて綴った伝説の古代転生ファンタジー、怒濤の第2巻!
巻末解説:夢枕獏