書誌情報
集英社文庫(日本)
蝦夷太平記十三の海鳴り
著者
あらすじ・概要
時代の荒波を越えていけ!
ときは鎌倉末期。蝦夷管領・安藤又太郎季長の三男・新九郎が、幕府と朝廷に翻弄されながらもアイヌと共生し、逞しく活躍する感動の歴史巨編。
ときは鎌倉末期。蝦夷管領、安藤又太郎季長の三男・新九郎は父から出羽の叛乱鎮圧を命じられる。ことの首謀者で幕府方を標榜する叔父の安藤五郎季久に対し、天皇方と手を組み討幕を目論む季長。一族や領地の垣根を越えて、北朝と南朝に分かれて争う時代の波は東北にも広がり、大規模な戦の影が迫る──。アイヌと関係を築きながら新九郎は人びとを守れるのか。安部版「太平記」第3弾。