書誌情報
集英社文庫
決定版 女人源氏物語 四
著者
あらすじ・概要
15歳の女三の宮が降嫁してからというもの、順風満帆だった光源氏は苦境に陥る。一方、頭中将の息子で31歳の柏木は、以前からの恋心が募り、ついに女三の宮と密通してしまう。その事実を知り、さらに悩む源氏。追い打ちをかけるように愛する紫上も世を去り…。千年の時を越えて読みつがれる華麗なる王朝絵巻「源氏物語」を、女性たちの声で描き直す「瀬戸内源氏」。第四巻では、下の世代の台頭と中年を迎えた源氏の苦悩、女人たちの諦観と決別といった、恋と愛だけではない、人間の成長を切り取って描く。
女三の宮の侍女小侍従のかたる 柏木
女三の宮の侍女小侍従のかたる 葵草
女三の宮の侍女小侍従のかたる ひぐらし
朧月夜のかたる 浮雲
女三の宮の侍女小侍従のかたる 春愁
女三の宮のかたる 輪廻
落葉の宮の侍女小少将のかたる 横笛
落葉の宮のかたる 夕霧
雲居雁のかたる 雲居雁
紫上のかたる 萩の露