書誌情報
集英社文芸単行本
原爆 広島を復興させた人びと
著者
あらすじ・概要
1945年8月6日午前8時15分、B29から投下された一発の原子爆弾が、広島を死の町に変えた。残留放射能に満ちた市内に通い、原爆症になりながら、その悲劇を記録して後世に残そうとする人物がいた。のちに広島平和記念資料館の初代館長となる長岡省吾である。被爆直後の広島には、彼をはじめとして“原爆市長”浜井信三、世界的建築家・丹下健三など、様々な人たちが集まり、「75年は草木も生えぬ」と囁かれた廃墟の町を、命を懸けて平和都市へと蘇らせた。世界平和を願い、広島に奇跡の復興をもたらした歴史に迫る、感動の群像ノンフィクション。
プロローグ
第一章 原爆投下
第二章 破壊の痕跡
第三章 広島平和記念資料館
第四章 悲劇を継ぐ
第五章 原子力の平和利用
第六章 原爆ドーム
エピローグ
あとがき
引用注一覧
主な参考文献