書誌情報
集英社オレンジ文庫
霜雪記 眠り姫の客人
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あらすじ・概要
伝説の眠り姫を目覚めさせるのは──?
ソウシとヤコウの旅は、やがて遥かなる「祈り」を呼び起こすことになる──
「眠りの物語」を巡る、翠色(すいしょく)のフェアリーテイル!
「西の果ての国・銀盞(ギンセン)には、術師の呪いによって二百年眠り続ける姫君がいる──」そんなおとぎ話と共に、術師が人々から恐れられる世界。
旅の商人ヤコウは、ひょんなことから謎多き術師・ソウシと樫の木の精霊・緑禅(りょくぜん)の供として、道中の世話をすることになる。
「僕は眠りの物語を集めて旅をしているのです。長い間、ずっと」ソウシは自分が「言葉を持たぬものや文字を持たない文明が、世界に残した記憶を読み解く」力を持つ、いわば想術師だと語って……?