書誌情報
集英社オレンジ文庫
京都伏見は水神さまのいたはるところ 藤咲く京に緋色のたそかれ
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著者
あらすじ・概要
祖母の神社に寄せられる、水にまつわる相談事の解決を手伝いながら、大学院生として民俗学の研究をしているひろ。ある日、偶然持ち帰った一幅の掛け軸を広げると、そこには美しい藤の花と、燃えるような赤い毛並みを持つ山犬の絵が描かれていた。それを目にした白蛇の化身シロは、遠い昔の美しくも切ない記憶を思い出し、ひろに語り始める。平安時代、江戸時代中期、幕末、現代と時をこえて、水神シロがどのように生き、どのように彼らの「心」を愛していたか。その秘密が明かされる、人気シリーズ番外編!
序章
一 夕暮れに藤の雨
閑話 一
二 孤独の絵師と鵺退治
閑話 二
三 緋色の京
終章