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熊本の桜納豆は下品でうまい ニッポンぶらり旅

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著者

著:太田和彦

あらすじ・概要

大阪ではフグとひれ酒、熊本では桜納豆に心奪われ、三社祭で賑わう浅草では寿司・天ぷら・鰻の三大名物を制覇。復興さなかの仙台ではなじみの店の再開に安堵し杯を重ね、美味なる中華麺を求めて訪れた神戸では意外な名店に遭遇。山陰の城下町・松江では古きよきバーで穏やかな時間をすごす。自由気ままを満喫したら、あとは宿に帰るだけ。これぞひとり旅の醍醐味。8都市をめぐるシリーズ第3弾。

大阪(黒門市場でフグに遭遇
道頓堀、冬のかす汁
心斎橋、オムライスの湯気ほわり
法善寺横丁にコーヒー香る)
熊本(寒い南国、焼酎お湯割り
清正公さんは見ているぞ
春の水湧く水前寺
橋めぐりを狸がお出迎え
桜納豆は下品でうまい
白髭さん初午のよか男)
伊勢(モナリザに導かれた伊勢詣り
月夜見宮に卒業歌ながれ
五十鈴川の清流に手を濡らし
日本の国の根をめぐる
鮑と小女子かまあげ
河崎雨景に白鷺たたずみ
春の、あおさかまぼこ)
浅草(三社祭とスカイツリーが始まる
喜劇に始まり、喜劇に終る
宵宮神輿に提灯が揺れる
昔も今も隅田川は
娘神輿だ、どいとくれ)
仙台(ここで酒を飲めるよろこび
天国に打ち上げた花火
文化都市仙台をまもる
横丁の復興支援酒場)
神戸(中華?と昼寝、さて夜は
家族の青い鳥をもとめて
ひとり水餃子の夜
美女、そして神戸の神髄に)
松江(水都、夏の終わりの盆参り
まつまつ松江は君を待つ
大橋川、水面の宵待月
会いたい人に会った夜)
米子(見上げる旅の月
夏空に消えた竹とんぼ)
あとがき
本書に登場する店や場所